弔電とは、やむを得ず葬儀に行けない場合に送るお悔みの電報です。
「お悔みの気持ちは伝えたいけど、どんな内容を送れば良いんだろう?」「送るタイミングや、宛先、宛名、差出人名は?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか? この記事では、そんな「弔電の送り方」と「弔電文例の選び方」にまつわる最低限解決しておいた方が良いお悩み7つにまとめ、解決していきます。 |
目次
弔電とは?
弔電とは、やむを得ず葬儀に行けない場合に、お悔みの気持ちを伝えるために送る電報です。
下の写真は、弔電の一例です。
出典:very card
このように、電報台紙の中にメッセージの書かれた紙を挟んみこんだものが送られます。
弔電のメッセージは遺族の方々が目を通し、一部は告別式で読み上げられます。
【弔電の送り方】お悩み4選
お悩み①:弔電はいつ送るもの?
A.弔電は、遅くとも告別式が始まる一時間前には届くように送りましょう。
弔電は、葬儀に行けない代わりに送るお悔みの電報ですので、葬儀が始まる前までに送る必要があります。
可能であれば、お通夜までに届くように送りましょう。
また、どんなに遅くても告別式が始まる1時間前には届くようにするのがマナーです。
今すぐに、相談しながら弔電の申し込みをしたい方は、電報サービス「115」に電話しましょう。
19時までにお手続きをすれば、全国当日中に届けることができるようです。
お悩み②:宛名、宛先、差出人名は?
A.「宛名は喪主の方」「宛先は葬儀を執り行う会場」「差出人名には故人との関係を添えよう」
弔電文例
鈴木太郎様 (宛名)
本文(具体的な文例は2章でご紹介) 山本次郎 ○○大学 ○○年卒 学友 |
宛名
宛名は、喪主の方にするのがマナーです。
喪主がわからない場合は、「故○○○○様ご遺族様」「○○家ご遺族」としましょう。
宛先
弔電は、葬儀が執り行われる自宅や葬儀場などに送るのがマナーです。
そのため、まえもって送り先の住所と電話番号を確認しておく必要があります。
どこで行われるのか分からない場合は、喪家宛に送りますが、受取りに不備がないよう弔電を送る際には一報を入れるようにしましょう。
差出人名
差出人名には、遺族の方が困らないように、故人との関係を添えるべきです。
また、連名で出す場合は2~3名までにし、それ以上の場合は「○○一同」と書くと良いでしょう。
「○○一同」ではなく大勢の連名にしたい場合は、供花で連名にするとぐっと豪華になるのでおすすめです。
お悩み③:弔電に使う料金の相場は?
A.一般的な弔電の料金の相場は、弔電台紙+メッセージ料で2,000~3,000円程度です。
ただし、相手(故人、喪主の方)と特別親しかった場合や、自分、もしくは、相手の方が偉い立場である場合には、少し高め(5,000円程度)の弔電を送ると良いでしょう。
弔電台紙は内容を読みやすくするために外して喪主の方に渡される場合も少なくないので、
少し高めの弔電を送りたい場合は、お線香や弔花つきのものがおすすめです。
商品 |
説明 |
|
優しい白と紫のローズや、アジサイ等の彩りが生前の故人を想起させます。 そのままでも、2つに分けて花瓶に移し変えてもお使い頂けます。 サイズ:高さ 約200mm |
香電 大輪(たいりん)2,500円(税抜) |
故人を慈しむ想いを表現し、深みのあるグレーのカードに、モノトーンで表現された大菊のデザイン。 縦19.3cm×横23.5cm |
お悩み④:弔電を送る手段は?
A.弔電は、「電話」「インターネット」「郵便局」で申し込むことができます。
それぞれの、特長、価格、お届けのタイミングは、以下の通りです。
弔電を送る手段 | 特長 | 価格 | お届けのタイミング |
電話
(「115」に電話) |
・19時までのお申し込みであれば、全国当時中にお届け
・オペレーターが臨機応変に対応してくれるから、弔電に詳しくなくても安心 |
2,000円~5,047円 | 19時までのお申し込みであれば、全国当時中にお届け |
インターネット | ・文例、商品の種類が豊富
・安価で品質の良い台紙を提供 ・写真があるので、完成像がイメージしやすい |
1,280円~4,500円 | 届け先の住所を入力すると、どの台紙がいつまでに届くのか確認できる |
郵便局
(専用の原稿用紙を窓口、郵送、FAX、WEBから送信) |
・手書きの文章を送れる | 512円~5,142円
+ 追加用紙一枚につき30円~100円 |
15時までのお申し込みであれば、全国当日中にお届け |
【弔電文例の選び方】お悩み3選
「弔電のようなかしこまった文章なのでルールが多いのでは?」と思っている方も多いかもしれません。
しかし、最低限守るべきマナーはあるものの、これと決まった形式があるものではありません。
ですので、ここで最低限のマナーを知って、自分が伝えたい思いを込めるのが一番だと思います。
お悩み①:使ってはいけない言葉があるの?
A.「忌み言葉」という使うべきではない表現がいくつかあります。また、プライベートな話題もふさわしくないとされています。
「忌み言葉」とは、
・「重ね重ね」や「たびたび」などの重ね言葉
・「九」や「四」のように音が不吉な言葉
・「死ぬ」や「生きる」など直接的に生死を表す言葉
のことです。
これらは、縁起が悪いとされている表現なので避けましょう。
お悩み②:信仰によって言葉遣いが変わる?
A.変わります。その理由は、主に「死」の捉え方に違いがあるからです。
一番重要なのは、キリスト教の方に送る場合、「お悔やみを申し上げます」などの死をネガティブに捉えた表現はするべきでないということです。
また、仏教以外の方に送る場合は、「仏」「冥福」「成仏」「ご愁傷様」「供養」「往生」「冥途」などの仏教用語は避けるべきでしょう。
とはいっても、「何が仏教用語なのか?」なんてなかなか判断できませんよね?
そんな方は、こちらの宗教毎に用意された文例をアレンジすることをおすすめします。
お悩み③:関係性による違いは?
A.あります。ですので、故人との関係性にあった文例をアレンジすることをおすすめします。
弔電を扱う業者は、「自分自身の友人」「知人の家族」「会社の上司」などの関係性毎に、たくさんの文例が用意しています。
また、同じ関係性であっても言い回しが複数あるので、自分の気持ちに一番近いものを選び、アレンジすると良いでしょう。
まとめ
まとめると、弔電は、やむを得ずお葬式に行けない場合に送るお悔みの電報であり、ご遺族を励ますためのメッセージです。
この記事が、その一助になっていれば幸いです。
弔電を送る手段 | 特長 | 価格 | お届けのタイミング |
電話
(「115」に電話) |
・19時までのお申し込みであれば、全国当時中にお届け
・オペレーターが臨機応変に対応してくれるから、弔電に詳しくなくても安心 |
2,000円~5,047円 | 19時までのお申し込みであれば、全国当時中にお届け |
インターネット | ・文例、商品の種類が豊富
・安価で品質の良い台紙を提供 ・写真があるので、完成像がイメージしやすい |
1,280円~4,500円 | 届け先の住所を入力すると、どの台紙がいつまでに届くのか確認できる |
郵便局
(専用の原稿用紙を窓口、郵送、FAX、WEBから送信) |
・手書きの文章を送れる | 512円~5,142円
+ 追加用紙一枚につき30円~100円 |
15時までのお申し込みであれば、全国当日中にお届け |