「親が死んだらどうすればいい?必要な手続きや届出について教えてほしい。」
親が死んだら葬儀を執り行うのはもちろんですが、それ以外にもやるべきことがたくさんあります。
しかし、実際に親が死んでから何をやればいいのかは調べてもわかりづらいものです。
そこでこの記事では、親が死んでから行うべきことを一覧にしてまとめています。
目次
親が死んだらすることは何?手続きなどやることリスト一覧
親が死んだらやるべきことはたくさんありますが、その中でも直後に必ず行うべきことは5つしかありません。
そのため、まずは下記の「親が死んだ直後に行うこと」をこなしましょう。
そして、ご自身やご家族が心身共に落ち着いたら、「親が死んだら一定期間内に行うこと」をやれば大丈夫です。
親が死んだ直後に行うこと
- 死亡診断書・死体検案書の受け取り
- 死亡届・仮想許可申請の提出(親が死んでから7日以内)
- 年金受給停止の手続き
- 健康保険の諸手続き(親が死んでから14日以内)
- 世帯主変更の手続き(親が死んでから14日以内)
親が死んだら一定期間内に行うこと
- 戸籍謄本の取得(相続人の調査)
- 住民票の写し・印鑑証明書の取得
- 公共料金(電気・ガス・水道)などの支払い方法変更・停止
- 固定・携帯電話・インターネットなどの支払い方法変更・停止
- 葬祭費・埋葬料の支給申請(2年以内)
親が死んだ後の葬儀・法要の流れとは?
親が死んだら、遺族の代表者が喪主となって葬儀・法要を執り行います。
一般的に、葬儀・法要の流れは以下のようになっています。
- 臨終
- 近親者への連絡
- 遺体の搬送
- 葬儀社選び&葬儀の依頼
- 通夜
- 葬儀・告別式
- 出棺・火葬
- 納骨
- 初七日・四十九日・一周忌・三回忌・・・
親が死んだら葬儀にかかるお金はいくら?
親が死んだら、子供は喪主として葬儀と法事を執り行わなければいけません。
しかし、葬儀は費用が多くかかるという印象があるため、実際にかかるいくらかかるのかがとても気になりますよね。
そこでここからは、親が死んだら葬儀にどれだけの費用がかかるのかをまとめていきます。
葬儀費用の平均は195.7万円
「第11回『葬儀についてのアンケート調査』報告書|日本消費者協会(2017年)」によると、葬儀費用の相場は195.7万円です。
ただし、地域や葬儀の形式によって費用は変わるため、必ずしも200万円近い費用がかかるとは限りません。
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【Q&A】親が死んだらやることでよくある質問と回答
ここからは、親が死んだらやることでよくある質問と回答をまとめていきます。
Q.親が死んだら遺族年金の手続きはどうすればいいですか?
一般に、年金は請求の手続きをしないと振り込まれません。また、振り込まれる金額は加入していた年金の種類や保険量を納めていた期間などで変わってきます。そのため、まずは亡くなった親が加入していた年金の種類を確認しましょう。
Q.親が死んだら相続の手続きはどうすればいいですか?
相続手続きとは、死んだ親の財産関係を処理するために必要な手続きのことです。親が死んだら、遺言書の内容にしたがって遺産分割協議を行う必要があります。ただし、遺産分割協議は原則として相続人全員が立ち会う必要があります。
Q.親が死んだら相続税のことで問題が発生するのではないですか?
親が死んだら、親の財産が子供に相続されます。このとき、基礎控除額を超えている財産については、相続税が課されます。基礎控除額は家族の人数などによって変わるため、あなたの場合どれだけの相続税が控除されるのかを調べておく必要があります。
親が死んだらやることまとめ
以上ここまでで、親が死んだらするべきことについてまとめていきました。
親が死んでからやるべきことはたくさんありますが、突然の逝去で心身共に落ち着かない中、淡々とこなすのは非常に難しいです。
そこで、親も子も葬儀に備えて事前に葬儀社選びを行ったり、友人や身内の連絡先をまとめておくなどの準備をしておくことをおすすめします。
近年では終活ブームであることもあり、生前中に葬儀社選びを行う人も増えてきました。
「ある日突然親が死んだら、どうすればいいのかわからなくなると思う・・・。」
このような人は、小さなお葬式などに事前に資料請求を行って、あらかじめ葬儀社選びを済ませておくといいでしょう。
参考文献:身近な人が亡くなった後の手続のすべて|出版社: 自由国民社|児島 明日美 (著), 福田 真弓 (著), 酒井 明日子 (著),