【総まとめ】樹木葬のメリット・デメリット一覧!トラブルを回避するために知っておこう

Yahoo!知恵袋」を見ると、樹木葬の問題点・デメリットについて気になる人がたくさんいるようです。

本記事では、樹木葬のデメリット・メリット・絶対に回避したいトラブルなどについて、徹底的にまとめていきます。

ABOUTこの記事をかいた人

24歳の終活カウンセラー。Amazonで終活関係の本を20冊以上購入し、電車の中で毎日読む生活を4ヶ月以上継続中。最近はまっている趣味は「マインドフルネス(瞑想)」。人生に疲れたら、お寺に行って座禅修行する予定。

樹木葬のデメリット一覧

樹木葬 デメリット

①遺骨が返ってこない事がある

樹木葬は、埋葬方法によってお墓のタイプが3つに分けられます。

樹木葬の種類 イメージ
合葬墓 住居人ごちゃ混ぜのシェアハウス
個人墓 一軒家
集合墓 マンションの一室をレンタル

【樹木葬】お墓には3種類ある

  1.  合葬墓
    • 遺骨を骨壺から取り出して、他の故人の遺骨とごちゃ混ぜにして埋葬するタイプ
  2. 個人墓
    • 個人もしくは夫婦単位で専用の墓所に埋葬されるタイプ
  3. 集合墓
    • 納骨スペースは個別だが、それぞれに石塔や石碑などが建てられており、それらを集合させるタイプ

ほとんどの樹木葬は、個人墓への埋葬から始まりますが、33回忌などの弔い上げを目安に合葬墓に埋葬されるケースがたくさんあります。

合葬墓タイプの樹木葬の場合、血縁者などを区別せずに遺骨をごちゃ混ぜにするため、埋葬された遺骨は二度取り戻せません。

よって、後々「分骨したいので、遺骨を取り出したい」といった要望があっても、遺骨を取り出す事ができないのです。

②親族からの理解が得られない可能性がある

表①→樹木葬墓地についての考え

樹木葬

出典:第一生命研究所(一部抜粋)

2009年に第一生命研究所が行った調査によると、樹木葬墓地について「利用したくない」「好ましくない」と答えた人の割合は、「全体・男性・女性」の全てで6割を超えています。

お墓を購入する際には家族での相談が必須となりますが、樹木葬という新しい葬送法に対して、必ずしも理解を得られるとは限らないのです。

③実際の「墓地・霊園」が“樹木葬”のイメージと違うケースがある

樹木葬と聞くと、「1本のシンボルツリーを墓標としたお墓」に埋葬するイメージを頭に思い浮かべる人も多いと思います。

しかし、実際にはシンボルツリーが複数あったり、シンボルツリー1本に対してお墓の数が多すぎるなど、イメージと微妙に違うケースが多々あります。

最近では、緑の樹木ではなく桜の樹やバラの樹を墓標とする霊園も増えており、欧風のガーデニング技術が取り入れられた庭園スタイルも珍しくありません。

④交通アクセスが悪い可能性がある

樹木葬 デメリット

樹木葬は、シンボルツリーとなる樹木が必要なので、山奥の「墓地・霊園」が埋葬先になることも少なくありません。

関東圏の都心の場合は、最寄駅から徒歩5分で行ける立地に樹木葬墓地があることが多いので安心です。

しかし、田舎の方でまだまだ樹木葬墓地が少ない地域だと、バスや車で何分もかかるような立地に樹木葬墓地があることも珍しくありません。

特にご年配の方は、「毎年のお墓参りの際にスムーズに行き来ができる距離か」をきちんと把握した上でご購入に踏み切る必要があります。

⑤お寺の檀家ではないので、葬式をあげてもらえない可能性がある

一般的に樹木葬のような永代供養墓に埋葬する場合は、お寺の檀家になる必要がありません。

檀家にならないので、「住職の方との付き合い」「護持会費の支払い」といった義務がないのは魅力的です。

しかし、お寺によっては檀家ではないということで、葬式の際にお経をあげてもらえない可能性があります。

樹木葬で寺院墓地を生前購入する際には、念のため注意が必要です。

⑥生前購入が原則の樹木葬がある

樹木葬 デメリット

永代供養墓の中には、生前購入が原則で死後の受け入れができないものがあります。

樹木葬は永代供養墓に埋葬する葬送法です。

よって、お寺や施設によっては同じような制限を受ける可能性があるので注意が必要です。

また、2009年に第一生命研究所が行った調査によると、樹木葬墓地の購入はすでに遺骨を抱えている遺族よりも、本人の生前申し込みの方が突出して高いとあります。

表②→樹木葬墓地の応募倍率の内訳

横浜市 東京都
最新抽選年  2012年11月 2012年8月
1体分 遺族申し込み 全員当選 7.75
生前申し込み 6.2 31.97
2体分 遺族申し込み 2.67 7.4
生前申し込み 35.05 31.1 

出典:第一生命研究所

「葬儀後で慌しい時期に買うよりも、生前購入をした方がしっかりと時間をかけて吟味できるのでいい」

このような考えを持つ人が大半だということですね。

⑦実は“永代”供養じゃないところが多い

樹木葬 デメリット

“永代供養”と聞くと、「未来永劫に渡って自分たちの代わりに供養をしてくれる」というイメージを持ってしまいがちです。

しかし、実は必ずしもそうとは限らないのです。

永代供養かどうかについては、以下の2つのケースに分けて考える必要があります。

■ ケース①「13年・33年・50年」といった期限があるケース

樹木葬で最も多いのがこのケースです。

あらかじめ区画を使用できる期間が決まっており、期限後も土地を借りる場合には追加の料金が必要となります。

期限については、霊園や墓地によって様々ですが、大体33年か50年であることが多いです。

また、最初は個人墓に埋葬されていても、33回忌などの弔い上げを期に、合葬墓に移されることも珍しくありません。

樹木葬をご検討の方は、“永代”という言葉が、どの程度の期間を指しているのかを必ず確認してください。

■ ケース②本当に“永代”供養であるケース

樹木葬の購入の際には、最初の支払いの段階で永代供養(使用)料を一括で払います。

この際、ここで払った永代供養(使用)料の中に、設定された期限より先の期間の分の供養(使用)料も含まれているのがこのケースになります。

この場合、本当の意味で永代に渡って供養をしてくれるので、追加の料金は必要ありません。

樹木葬のメリット一覧

樹木葬 メリット

①費用が一般墓よりも100万円近く安い

「第9回 お墓の消費者全国実態調査」霊園墓地 購入動向|いいお墓』によると、樹木葬の平均購入額は70.9万円となっています。

これに対して、一般墓の平均購入額は174.1万円です。

一般的に樹木葬は墓石を作る必要がないので、墓石代の約100万円がかかりません。

よって、樹木葬の方が一般墓よりも100万円近く安く済むのです。

表③→樹木葬の平均購入額は70.9万円

樹木葬 メリット

出典:『「第9回 お墓の消費者全国実態調査」霊園墓地 購入動向|いいお墓』

表④→一般墓の平均購入額は174.1万円

樹木葬 メリット

出典:『「第9回 お墓の消費者全国実態調査」霊園墓地 購入動向|いいお墓』

②お墓の承継をしなくていい

樹木葬では、故人の遺骨を永代供養墓に埋葬します。

永代供養墓とは、墓地や霊園の管理者が「あなたのご家族の代わりに、永代に渡って管理をしてくれる」お墓のことです。

つまり、後継ぎがいない夫婦の方や独身の方でも、お墓の承継問題で悩む必要がないのです。

ただし、樹木葬において“永代”という言葉は、“永遠に”という意味で使われてはいないので、その点に関しては注意が必要です。

③お寺が供養してくれる

樹木葬は永代供養墓に埋葬する葬送法ですが、ここでいう“永代”は本来「お寺が続く限り」という意味を指します。

したがって、亡くなった後にはあなたやご家族の方に代わって、お寺が合同法要などで定期的に供養をしてくれます。

もちろん、墓地や霊園の敷地内の清掃などもやってくれますので、年に何回もお墓の管理のために出向く必要がありません。

④宗旨・宗派を問わない

樹木葬 メリット

樹木葬では、故人の方の宗旨・宗派は問わないことがほとんどです。

一見すると、キリスト教の人しか入れないようなヨーロッパ風の霊園でも、普通に「宗旨・宗派不問」とされているところがほとんどです。

⑤環境に優しい

樹木葬をするためには、シンボルツリーとなる樹木が不可欠です。

よって、新しく樹木葬墓地を作るために樹木を植えたり、今ある「墓地・霊園」を綺麗に管理するために環境の保全に力を入れる必要があります。

樹木葬が広まるにつれて、専用の樹木が増えていくことになりますので、他のお墓よりもはるかに環境に優しいのです。

⑥「自然に還りたい」という想いを尊重できる

近年、「最終的には自然に還りたい」という想いを持つ方の中で「自然葬」が流行っています。

樹木葬は、石材を用いたお墓ではなく樹木の下に埋葬するので、「自然に還る」「自然によりそう」ことが可能な葬送法となっています。

また、散骨などと違ってきちんとお参りするお墓もありますので、「お墓参りする場所はあってほしい」という遺族の方の要望にも合わせて応えることができます。

樹木葬で最も気をつけたいトラブル

樹木葬 デメリット

遺骨が返ってこない事が理由の“裁判”

血縁を無視して、「他の故人の遺骨とごちゃ混ぜにして埋葬する」合葬タイプの永代供養墓では、裁判での争いまで発展しているケースがあります。

①生前、合葬タイプの永代供養墓に本人(故人)が申し込みをし、いざ本人が亡くなって契約通りに埋葬された。

②後日、身内がお寺に「遺骨を返してほしい」と願い出た。

③しかし、合葬墓の中でごちゃ混ぜにされた遺骨の中から取り出すのは不可能

④問題発生!!

このように合葬墓は、遺骨が特定できないので申し出ても返還ができません。

後々、「分骨したいから」「きちんとお墓を建てたいから」という理由で遺骨の返還を求めても、それは不可能なので注意が必要です。

最後に

樹木葬 デメリット

樹木葬はまだまだ認知されて間もない新しい葬送法です。

それゆえに、どうしても理解を得られることが難しく、デメリットばかりが注目されがちです。

しかし、「少子高齢化・都市への人口集中化」などで、お墓の承継に頭を悩ませる多くの方の助け舟となる可能性も秘めています。

子供や後継ぎがいないので、お墓の承継が問題になっている

金銭的に余裕がないので、お墓を建てるために何百万円もかけられない

樹木葬はこのような悩みを持つ方のために生み出されています。

いきなり否定の姿勢から入らずに、樹木葬の持つ可能性にもきちんと目を向けてほしいと思います。

そして、「やっぱり、自分たちには樹木葬が1番合っている!」という考えに至った方は、資料を請求したり、実際に現地に足を運んでみたりしてください。

自分自身で情報を集めて、しっかりと時間をかけて吟味した上で、ご購入に踏み切ってほしいと思います。

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ポータルサイト名 特徴
①いいお墓

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良い点
  • 「口コミが多い順」という検索フィルターを細かくかけられる

 

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  • 墓石施工価格がほぼ掲載されていない
②お墓さがし

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良い点
  • 検索フィルターがどこよりも細かくかけられるので、細かい情報を把握できる
 悪い点
  • 掲載している樹木葬墓地の数が少ない

ABOUTこの記事をかいた人

24歳の終活カウンセラー。Amazonで終活関係の本を20冊以上購入し、電車の中で毎日読む生活を4ヶ月以上継続中。最近はまっている趣味は「マインドフルネス(瞑想)」。人生に疲れたら、お寺に行って座禅修行する予定。