「今度、ホテルで行われる偲ぶ会に参加することになったのだが何を着て行けばいいのか分からない・・・。」 この記事では、このようなお悩みを持っている人のために、ホテルで行われる偲ぶ会の服装に関して徹底的にまとめていきます。 |
目次
偲ぶ会とは
偲ぶ会とは、「密葬」や「家族葬」の後に行われる故人を偲ぶためのお別れ会ことです。
家族葬のような参列者が極端に少ない葬儀の場合、親族以外の方の中には葬儀に参列できない人が出てきます。
すると、生前の故人と親しかった人の中には「どうして呼んでくれなかったのか」などと、遺族に不満をぶつける人が出てきてしまいます。
また、それ以外にも葬儀の後に故人の訃報を知った人が、遺族の自宅までご焼香を上げるために訪れたりすることがあります。
偲ぶ会は、こうした「葬儀に参列できなかった人」のために故人とのお別れの機会を提供するために開かれます。
偲ぶ会にはどんな服装で行けばいい?
お別れ会・偲ぶ会は葬儀と違い、宗教的なマナーを重視しません。
よって、服装に関しても喪服ではなく、平服で参加することが一般的です。
実際、参加者に送られる案内状にも「平服でお越しください」というメッセージが書かれていることが多いです。
平服とは?
偲ぶ会に平服で参加することは分かりましたが、平服とは何でしょうか?
よくある間違いとして、平服のことを普段着・私服と捉えてしまうことが挙げられます。
実際、Googleの検索エンジンで「平服 意味」などと調べると、検索画面の一番上に「平服とは、日常の衣服。普段着である。」と出てきてしまいます。
しかし、大きな間違いです。
平服とは略礼装(この場合は、略喪服)のことであり、葬儀で着るような喪服より一段カジュアルに落とした服装のことを指します。
偲ぶ会がホテルで行われる?
葬儀の場合、会場は斎場もしくは自宅となることがほとんどです。
偲ぶ会も斎場で開催されることがありますが、どこかのレストランやホテルなどを借りて行われることも珍しくありません。
レストランやホテルを会場とすることで、葬儀や告別式とは違った「故人らしさ溢れる自由なお別れ会」を開くことができます。
ホテルで行われる偲ぶ会の注意点は?
偲ぶ会の会場がホテルやレストランの場合、ドレスコードなどの特別なマナーに注意する必要があります。
それは、会場のホテルやレストランにはお別れ会の参加者以外にも一般のお客様がいるからです。
お線香を上げたり、遺体をホテルに持ち込んだり、参加者全員が喪服を着て雰囲気を暗くすることを一般のお客様は歓迎しません。
そして、万が一これらの宗教的行為に関して一般のお客様からクレームが出た際には、会場を貸してくれたホテル側の責任が問われてしまいます。
このような事態を防ぐためにも、会場がホテルやレストランの場合にはマナーに注意する必要があるのです。
特に高級ホテルや一流のレストランで顕著なことですが、会場を貸してくれたホテル・レストラン側に迷惑をかけないように気をつけましょう。
ホテルで行われる偲ぶ会の服装は?
「お線香を上げない」「故人の遺体を会場に持ち込まない」といった配慮は主催者側がしますので、参加者側が気をつけるべきマナーは服装についてです。
では、実際にホテルで行われる偲ぶ会にはどんな服装で行けばいいのでしょうか?
葬儀と同じ喪服でいいのか、それともカジュアルな服装でもいいのかなど、何を着て行けばいいのかについては特に気になりますよね。
Yahoo!知恵袋にも、ホテルで行われる偲ぶ会の服装に関して質問が寄せられていますので、知りたい方は多いと思われます。
そこで、ここからはホテルで行われる服装に関して徹底的にまとめていきます。
■ ホテルで行われる偲ぶ会の服装に関する質問
ホテルでの故人の偲ぶ会の服装について。
当方30代女性です。
昨年末に大変お世話になった大学教授が亡くなり、年末というあわただしい時期だったため通夜葬式は身内ですまされ、49日が明けたばかりの今月末に格式あるホテルでの「偲ぶ会」が行われます。
ほとんどの方が大学関係の年配の男性で、普段のスーツでいらっしゃると思うのですが、女性はどのような服装で参加するのがふさわしいでしょうか。
出典:Yahoo!知恵袋
ホテルでも恥ずかしくない男性の平服
偲ぶ会の会場がホテルであった場合、どんな服装で行けばマナーを守れるでしょうか?
まずは、ホテルでも恥ずかしくない男性の平服についてまとめていきます。
スーツはどうする?
■ ダークスーツ
■ 色は黒・濃紺・グレーなどの地味な色合いがベスト |
男性の場合は、ダークスーツが基本の平服となります。
スーツの色は黒・濃紺・グレーなどの地味な色合いに抑えることが好ましいです。
シャツはどうする?
■ 白無地のワイシャツ |
シャツは白無地にワイシャツを着ていきましょう。
会の形式や雰囲気によっては色付きのシャツもありかもしれませんが、白ならマナー的に間違いはありません。
ネクタイはどうする?
■ 基本は着用
■ 色は黒かダークグレーなどの地味な色合い |
偲ぶ会は「食事会」や「パーティー」のような側面を持っていることも多いので、「ネクタイはいらないのではないか?」と考える人もいます。
しかし、あくまでも故人を偲び別れを惜しむ会ですので、ネクタイは必ず着用しましょう。
色は黒かダークグレーなどの地味な色合いに抑えますが、目立たなければドットやストライブが入った柄物でも大丈夫です。
靴とバッグはどうする?
■ どちらもブラックフォーマルでそろえる |
靴とバッグに関しては、他の冠婚葬祭と同じブラックフォーマルで大丈夫です。
なお、お別れ会・偲ぶ会では光り物はNGとされています。
過度に派手なベルトやアクセサリーは控えて、シンプルにコーディネートしていきましょう。
ホテルでも恥ずかしくない女性の平服
続いて紹介するのは、会場がホテルの偲ぶ会で着ても恥ずかしくない女性の平服です。
女性の場合は、アクセサリーやストッキングなどの細かいところに注意が必要なのでしっかりと抑えていきましょう。
何を着て行けばいい?
■ スーツ、ワンピース、アンサンブルのどれか
■ 色は黒、紺、グレーなどの地味な色合い |
女性はスーツ以外にもワンピース・アンサンブルを着用することができます。
ただし、色についてはどれを着た場合でも、黒・紺・グレーなどの地味な色合いに抑えることが必要です。
靴とバッグは?
■ どちらもブラックフォーマルでそろえる |
靴とバッグに関しては、冠婚葬祭で広く使えるブラックフォーマル専用のものを身につければ大丈夫です。
アクセサリーは?
■ ネックレス、イヤリングはOK
■ ただし、真珠やブラックオニキスのようなシンプルなものに限る |
女性の場合、「アクセサリーを付けてもいいのか」はとても気になるところだと思います。
アクセサリーに関しては、真珠・ブラックオニキスを使用したネックレス、イヤリングは身につけても大丈夫です。
通夜のように急な訃報の場合は、マリッジリング以外のアクセサリーは全て外しますが、偲ぶ会の場合はそこまで厳しくないので安心してください。
ストッキングは?
■ 基本的に着用
■ 色は黒 |
男性にネクタイが必須なように、女性には黒のストッキングが必須です。
これはお別れ会・偲ぶ会では、葬儀と同じで「肌を極力見せないようにするべき」という暗黙のマナーがあるからです。
【まとめ】ホテルで行われる偲ぶ会の服装について
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お別れ会・偲ぶ会の服装に関しては、実は参加者よりも主催者の方が気をつける必要があります。
基本的に会の主催は親族の方が行うことになりますが、多くの冠婚葬祭では親族の方の服装は参加者よりも一段高いものを要求されます。
また、主催者は会場をレンタルしてくれたホテルやレストランのドレスコードに合わせて、案内状に服装の指定を記載しなければなりません。
つまり、高級ホテルや一流レストランのドレスコードなど知らないのに、主催者である自分たちと参加者双方の服装について気を配らなくてはならないのです。
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偲ぶ会 | サービスの内容 |
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