「お別れ会の式次第について知りたい」 「偲ぶ会を開催するにあたり、どんな準備をする必要がある?」 この記事では、お別れ会・偲ぶ会の式次第と開催準備について徹底的に解説していきます。 |
目次
お別れ会・偲ぶ会の式次第は自由
お別れ会・偲ぶ会は葬儀と違って、故人らしさを尊重した自由なスタイルでお別れ会をすることができます。
そのため、特に決まった式次第(進行の流れ)は存在せず、発起人の希望に合わせて様々なプログラムを入れることができます。
ただ、あくまでも故人を偲ぶための会であり、参加者の中には葬儀に参列できなかったため、代わりのお別れの場を求めていらっしゃる方もいます。
よって、「祭壇に花を供える献花」「故人を讃える献杯」「黙祷」といった故人とのお別れを意識したプログラムを式次第に入れることが推奨されています。
参考までに下記に偲ぶ会の式次第の例を2つ載せておきます。
表①→偲ぶ会の式次第(進行表)は自由に決められる!
式次第 例①(基本の式次第) | 式次第 例② | 式次第 例③ |
参会者入場 | 参会者入場 | 参会者入場 |
開会の辞 | 参会者献花 | 開式の辞 |
故人の紹介 | 開式の辞 | 黙祷 |
黙祷 | 黙祷 | 故人の略歴紹介 |
献杯・会食 | 思い出のスライド | お別れの言葉 |
閉式の辞 | お別れの言葉 | 弔電奉読 |
写真撮影 | 献杯 | 御礼の言葉 |
お見送り(解散) | ご歓談 | 参会者献花 |
御礼の言葉 | 閉式の辞 | |
閉式の辞 | ご歓談 | |
参会者退室 | 参会者退室 |
基本となる式次第(進行の流れ)は7項目ある!
ここでは、実際のお別れ会・偲ぶ会がどのような流れで行われるのかについて簡単に説明していきます。
①開会の辞
まず最初に、司会者の進行の下、喪主や親族の代表者が開会の挨拶をします。
ここでは、葬儀に参列できなかった人のために葬儀当日の様子を伝えたり、「お別れ会・偲ぶ会を開くことを決めた理由」「どのようなお別れ会・偲ぶ会にしていきたいかの展望」などを話していきます。
②故人の紹介
参加者の中には、親族のような関係性の深い者から、会社の取引先で少し付き合いがあった程度の関係性の浅い者までたくさんいます。
その中には、故人の略歴などを知らない方も当然いるので、没年までを簡単にご紹介する必要があります。
この際、「思い出のスライド」といったかたちで、故人の写真や映像などを公開していくことも多いです。
動画①→思い出のスライド
動画②→思い出のスライド
③黙祷
お別れ会・偲ぶ会の参加者全員で、黙祷を行います。
これは、故人の冥福を願って祈るための時間です。
④献杯・会食
司会者の挨拶の後、故人への敬意を表するために献杯を行います。
献杯後は参加者同士で故人の昔話などをしながら食事をしますが、この際スライドショーや、故人と縁のある曲の生演奏などが行われることも珍しくありません。
なお、会食では生前故人が好きだったお酒や食物をメニューとして出すことで、話のネタを提供するなどの工夫も行われます。
⑤閉式の辞
お忙しい中、来訪してくださった参加者の方々にお礼の言葉を述べて、お別れ会・偲ぶ会の最後を飾ります。
⑥写真撮影
「祭壇に飾られた故人の遺影」「遺影を持った故人の配偶者」などを中心にして、参加者全員で思い出の写真を撮ります。
⑦お見送り(解散)
参加者のご帰宅をお見送りします。
このとき、ちょっとした粗品が手土産として渡されることもあります。
偲ぶ会の司会は誰でもいい
葬儀の場合、当日の司会は葬祭ディレクターが手配したプロが担当することがほとんどです。
しかし、お別れ会・偲ぶ会では故人の配偶者など、遺族の方が担当することも珍しくありません。
参加される方も故人と関係性の深い人が多く、また会自体も葬儀と違って堅苦しさのない雰囲気が好まれますので、可能ならば親族の方が担当した方がいいでしょう。
単に司会のみを担当する場合、やるべきことは「開会の挨拶」「司会者挨拶」「故人のご友人の挨拶の案内」「献杯の案内」「遺族挨拶の案内」ぐらいですので、それほど負担はありません。
アットホームで話がはずむお別れ会・偲ぶ会にしたい方は、「誰が司会を担当するのか」にまでこだわることをおすすめします。
偲ぶ会の開催準備は全部で6段階!
ここまでお別れ会・偲ぶ会の式次第(進行の流れ)については分かりました。
では、実際に開催するにあたり、「式次第を決める」「司会を決める」以外にどのようなことをする必要があるのでしょうか?
今回、日本初のお別れ会プロデュース専門サービス「Story」にお別れ会・偲ぶ会を依頼した場合の流れに沿って、解説していきます。
表②→「Story」は日本初のお別れ会プロデュース専門サービスです!
偲ぶ会 | サービスの内容 |
Story 偲ぶ会
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①打ち合わせ
まずは、お別れ会・偲ぶ会の施行会社に「なぜ会を主催するのか」「故人はどんな人だったか」「どういう会にしていきたい」かなどを伝えていきます。
これまで多くのお別れ会・偲ぶ会の開催のサポートを行ってきたプロにきちんと希望を伝えることで、故人らしいオリジナルな会にすることができます。
打ち合わせの段階で明確に決めておきたいのは、「香典・供花の取扱い」と「予算」の2つです。
お別れ会・偲ぶ会の費用は、「参加者×15,000円」とされています。
この費用を「香典」「自費」「会費」の3つのうちのどの方法で賄っていくのかを事前に決めておくことで、あとあとのトラブルを回避することができます。
②コンセプト決定
予算や大まかな要望についての打ち合わせが終わったら、次はお別れ会・偲ぶ会のコンセプトを決めていきます。
コンセプトには、大きく分けて「献花のみを行うスタイル」「立食形式で雑談できるスタイル」「特別な演出を用いるオリジナルスタイル」の3つがあります。
芸能人や著名人のお別れ会・偲ぶ会の場合は、その人らしさが全開な「特別な演出を用いるオリジナルスタイル」が多いですが、一般の方の場合はそれほどこだわらなくても大丈夫でしょう。
③会場決定
コンセプトが決まったら、それに合う会場を選んでいきます。
葬儀は斎場や自宅で行われますが、お別れ会・偲ぶ会は高級ホテルや一流レストラン、自然公園などで行うこともできます。
故人に縁のある場所を選ぶのが一番ですが、ホテルやレストランの場合は「焼香をあげられない」「ドレスコードがあるかもしれない」ということもありますので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
④人数・日取り決定
会場が決まったら、収容できる範囲内で参加人数と候補日程を決めていきます。
香典や会費制のお別れ会・偲ぶ会の場合は、「どの日程なら何人参加できるのか」をきちんと把握しておかないと予算オーバーになってしまいます。
そのため、事前に必ず出欠用の返信ハガキを同封した案内状を送付して、「参加者が何人参加するのか」を把握する必要があります。
案内状の文例はネットにも多数公開されていますが、場合によっては「香典辞退」「特別な注意項目」などを記入する必要があり、素人には難しい手続きも多数あります。
案内状を含め、お別れ会・偲ぶ会の準備に不安がある方は、潔くプロに任せるのが一番でしょう。
⑤アイデア出し、準備
ここでは主に、「どんな式次第(進行の流れ)なら、設定したコンセプト通りの会になるか」を考えていきます。
そして、式次第が決まったら、「司会者の決定」「案内状送付リストの作成・発送」「問合せに対する対応の統一化」「会場レイアウトの決定」「祭壇の決定」「各展示物の決定」「タイムスケジュールの作成」といった具体的な項目を詰めていきます。
プロに依頼しない場合は、この準備だけで膨大な時間がかかりますのでご注意ください。
⑥お別れ会・偲ぶ会当日
各種の準備が終わったら、いよいよお別れ会・偲ぶ会当日です。
「開式の辞」「献花」「黙祷」「献杯・会食」「思い出のスライドショー」「弔電披露」などをこなしていき、最後に参加者にお礼の言葉を述べて閉式となります。
会が終わった後には、記念の写真撮影や参加者のお見送りがありますので、最後まで気は抜けません。
【まとめ】お別れ会・偲ぶ会の式次第と開催準備について
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いかがでしたでしょうか?
葬儀ほどではありませんが、お別れ会・偲ぶ会も「案内状の作成・送付」「式次第の決定」など、準備に時間がかかります。
葬儀を葬儀社に頼むのがベストなように、お別れ会・偲ぶ会もプロに頼むのがベストな選択肢かもしれませんね。
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