「家族葬は安いと聞くけど、具体的にどのくらい安いの?」 この記事では、気になる家族葬の相場・平均を徹底的にまとめていきます。 また、実際の葬儀社12社の葬式費用を比較して、相場以上にお得な葬儀社についても合わせてご紹介します。 |
目次
家族葬の相場・平均は“約112万円”
2018年に公開されたエンディングデータバンクのデータによると、家族葬の平均費用は約112万円です。
また、一都三県別で見た場合、110万円となりました。
表①→家族葬の平均費用は約112万円
【出典】エンディングデータバンク
表②→一都三県別で見た場合、家族葬の平均費用は110万円
【出典】エンディングデータバンク
家族葬は葬式費用が“平均83万円”安い
日本消費者協会が2017年に行った「第11回『葬儀についてのアンケート調査』報告書」によると、葬儀費用の全国平均は195.7万円です。
家族葬の平均費用は約112万円ですので、一般に言われている相場よりも平均83万円お得なことが分かります。
家族葬は近しい身内や親友の方のみを招いて行う葬儀ですので、参列者の数も身内を含めて30人以下になることが珍しくありません。
参列者が少ない分、通夜・告別式などで振る舞うお食事代・飲料代などの費用が安くなります。
【要注意】家族葬が一般葬よりも高くなる唯一の例外とは
「参列者の人数と頂く香典の金額」次第では、一般葬の方がお得な場合があります。
それは、参列者の数が極端に多くて、頂く香典金額が200万円を超えるようなケースです。
「第3回お葬式に関する全国調査(2017年)|いい葬儀」によると、会葬者からの香典の合計金額は平均73万8,094円とあります。
しかし、これは参列者の多い一般葬の場合で、家族葬だと最も割合の大きい「20万円未満」が会葬者からの香典の合計金額となるでしょう。
また、参列者が極度に多い一般葬の場合は、香典の合計金額が200万円以上になる可能性もあります。
つまり、平均費用が約112万円で香典が20万円未満の家族葬と、平均費用が約195万円で頂いた香典が200万円以上の一般葬だと、後者の方がお得になってしまうのです。
表③→家族葬の場合、香典の合計金額は“20万円未満”!
【出典】「第3回お葬式に関する全国調査(2017年)|いい葬儀」
表④→小規模すぎる家族葬より、大規模な一般葬の方がお得かも?
葬式費用の相場 | 香典の合計金額 | 実質の葬式費用 | |
一般葬 | 約195万円 | 200万円以上 | 0円 |
家族葬 | 約112万円 | 20万円未満 | 〜約92万円 |
家族葬プランを徹底比較!葬儀社12社の中で最も安いのは?
「家族葬の相場が約112万?あれ、もっと安いプランを見かけたことがあるぞ!」 |
このようなことを思った方は決して少なくないと思います。
実際、家族葬の需要は年々増しているので、葬儀社も他社よりずっと安いプランがあることを積極的に宣伝しています。
そんな中、あなたが一番気になるのは「実際、どこの葬儀社が一番安いのか?」のはず。
ここからは、誰もが知る有名どころからマイナーどころまで、家族葬プランを提供している葬儀社12社を徹底的に比較していきます。
表⑤ジャンプリスト→クリックすると各葬儀社の項目へ飛びます!
葬儀社 |
①小さなお葬式 |
②よりそうお葬式 |
③家族葬のファミーユ |
④さがみ典礼 |
⑤典礼会館 |
⑥ベルコ |
⑦玉泉院 |
⑧イオン |
⑨ベルモニー |
⑩JAライフサービス越後中央 |
⑪セレマ |
⑫ティア |
①小さなお葬式の家族葬の費用は?
■ 家族葬プラン一覧
小さな一日葬 税込:338,000円
小さな家族葬 税込:488,000円
【小さなお葬式】 費用:338,000円〜488,000円 |
②よりそうお葬式の家族葬の費用は?
■ 家族葬プラン一覧
一日葬 税込:278,000円
家族葬 税込:398,000円
【よりそうお葬式】 費用:278,000円〜398,000円 |
③ファミーユの家族葬の費用は?
■家族葬プラン一覧
ファミーユ40 税込:432,000円
【家族葬のファミーユ】 費用:432,000円 |
④さがみ典礼の家族葬の費用は?
■ 家族葬プラン一覧
さがみ典礼 家族葬 税別:540,000円(税込:583,200円)
さがみ典礼 家族葬 税別:740,000円(税込:799,200円)
※その他、一般価格:1,940,000円までのプランがあります。
【さがみ典礼】 費用:583,200円〜799,200円(税込) |
⑤典礼会館の家族葬の費用は?
■ 家族葬プラン一覧
花58セットプラン 税抜き:580,000円(税込:626,400円)
花78セットプラン 税抜き:780,000円(税込:842,000円)
※大阪エリアの家族葬の費用です。
【典礼会館】 費用:626,400円〜842,000円(税込) |
⑥ベルコの家族葬の費用は?
ベルコでは、葬式費用がいくらになるのかを計るシミュレーションを運営しています。
このシミュレーションを利用して、家族葬のような小規模な葬式だと、費用がいくらになるのかを算出してみました。
結果、費用は845,326円(税込)となりました。
見積もり条件 | |
通夜参列予想人数 | 20人以下(うち親族5人以下) |
葬儀参列予想人数 | 20人以下(うち親族5人以下) |
ご遺体安置場所 | 会館 |
ご葬儀を行う地域 | 大阪府大阪市 |
会場 | シティホール御幣島 |
※その他、可能な限り小規模になるようにプランを決定しました。
【ベルコ】 家族葬の費用:845,326円(税込) |
⑦玉泉院の家族葬の費用は?
玉泉院にはいくつか種類がありますが、今回費用がきちんと掲載されている熊本県の玉泉院をピックアップしました。
■ 家族葬プラン一覧
L39プラン 税抜き:390,000円(月々3,000円×130回払いの会員プラン)
【玉泉院】 費用:税抜き:390,000円(税込:421,200円) |
⑧イオンの家族葬の費用は?
■ 家族葬プラン一覧
一日葬 税込:348,000円
家族葬 税込:498,000円
【イオンのお葬式】 費用:348,000円〜498,000円 |
⑨ベルモニーの家族葬の費用は?
主に香川県・徳島県で葬儀を執り行っている葬儀社です。
■ 家族葬プラン一覧
家族葬専用ホール縁プラン(明星):960,750円
家族葬専用ホール縁プラン(黎明):1,206,990円
【ベルモニー葬祭】 費用:960,750円〜1,206,990円 |
⑩JAライフサービス越後中央の家族葬の費用は?
■ 家族葬プラン一覧
かけはし25万円プラン 税抜き:250,000円(税込:270,000円)
かけはし28万円プラン 税抜き:280,000円(税込:302,400円)
■ 別途費用
会場費(2日間):一般価格64,800円(税込) 会員価格54,000円(税込)
運営管理費:43,200円(税込)
【JAライフサービス越後中央】 家族葬の費用:378,000円〜410,400円 ※一般価格の費用です。 |
⑪セレマの家族葬の費用は?
【出典】セレマ
残念ながら、「セレマの家族葬の費用がいくらであるか」については記載されていませんでした。
なお、一般葬の価格は公開されていますので、参考までに載せておきます。
一般葬の葬式費用:819,000円(税込)
家族葬の費用:記載なし
【セレマ】 家族葬の費用:記載なし |
⑫ティアの家族葬の費用は?
ティアには、参列者の人数を目安とした典型的な家族葬といえるプランはありませんでした。
しかし、「費用をできるだけ抑えた小規模な葬式」に当てはまるプランがありましたので、以下に掲載しておきます。
祭壇価格が38万円のプラン 税込:732,456円
祭壇価格が63万円のプラン 税込:1,135,404円
【ティア】 家族葬の費用:732,456円〜1,135,404円 ※参列者の人数によって、料金は変わる可能性があります。 |
【まとめ】最安は“よりそうお葬式”、次点で“小さなお葬式”
計12個の葬儀社を比較した結果、最も家族葬の葬儀費用が安いのは「よりそうお葬式」。
そして、次に安いのが「小さなお葬式」となりました。
表⑥家族葬費用まとめ→最安は“よりそうお葬式”、次点で“小さなお葬式”!
葬儀社 | 費用 |
①小さなお葬式 | 338,000円〜488,000円 |
②よりそうお葬式 | 278,000円〜398,000円 |
③家族葬のファミーユ | 432,000円 |
④さがみ典礼 | 583,200円〜799,200円(税込) |
⑤典礼会館 | 626,400円〜842,000円 |
⑥ベルコ | 845,326円 |
⑦玉泉院 | 421,200円 |
⑧イオン | 348,000円〜498,000円 |
⑨ベルモニー | 960,750円〜1,206,990円 |
⑩JAライフサービス越後中央 | 378,000円〜410,400円 |
⑪セレマ | 記載なし |
⑫ティア | 732,456円〜1,135,404円 |
葬儀社には以下の3つのタイプがありますが、「よりそうお葬式」と「小さなお葬式」はどちらも葬儀仲介型に当たります。
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よく勘違いされやすいですが、「よりそうお葬式」も「小さなお葬式」も自社では葬儀を行いません。
この2社は葬儀を請け負った後に、自社のサイトで公開している「葬儀の適正価格」通りの料金で葬儀を執り行えるように、他の葬儀社と交渉しているのです。
よって、他の葬儀社に頼むよりもはるかに安い価格で葬儀を執り行うことができます。
消費者視点からでは分からない“葬儀の詳細な価格設定”に精通している「よりそうお葬式」と「小さなお葬式」。
この2社が私たちの代わりに仲介しているからこそ、どこよりも安い家族葬が提供できているということです。
【まとめ】 Q.「よりそうお葬式」と「小さなお葬式」は、なぜこんなにも安いのか? A.適正価格で葬儀を行えるように、私たちの代わりに葬儀社へ仲介してくれているから。 |
家族葬の費用を安くする3つの方法
一般的に葬儀費用を安くする方法としては、「互助会に加入する」「葬儀保険に加入する」といった方法が挙げられます。
しかし、これらの方法を取ってしまうと「葬儀を依頼する葬儀社が固定になってしまう」といったデメリットが発生してしまうことも珍しくありません。
そこで、ここでは「よりそうお葬式」や「小さなお葬式」といった格安葬儀社に葬儀を依頼している場合でも使える「家族葬の費用を安くする3つの方法」をご紹介します。
①葬祭費3〜7万円を援助してもらう
故人が「国民健康保険・後期高齢者医療制度」に加入していた場合、申請をすることで「葬祭費3〜7万円」の給付が得られます。
【葬祭費】
葬祭費の場合、支給額は市区町村によって3〜7万円、申請先は故人が住んでいた市区町村になります。
【出典】大切な身内が亡くなったあとの手続きの本|エイ出版社 (2017/12/29)
②埋葬料5万円を援助してもらう
故人が「健康保険」に加入していた場合、申請をすることで「埋葬料5万円」が支払われます。
【埋葬料】
被保険者が業務外の事由により亡くなった場合、亡くなった被保険者により生計を維持されて、埋葬を行う方に「埋葬料」として5万円が支給されます。
③年金制度をフルに活用する
遺族厚生年金・寡婦年金・死亡一時金など、実はきちんとした手続きを踏むことで、葬儀費用の支援を受けられる年金制度がたくさんあります。
例えば、自営業者の遺族がもらえる遺族基礎年金の場合、最低でも77万9300円が支給されます。
家族葬の費用をとにかく安くしたい方へ
結局のところ、家族葬を最も安くする方法は「格安の家族葬プランを提供している葬儀社」に葬儀を依頼することです。
どれだけ公的な制度を利用しても、基本となる価格が高ければ負担はあまり減りません。
本記事でも取り上げた通り、「よりそうお葬式」と「小さなお葬式」は業界でも珍しい葬儀仲介会社であるため、自社で葬儀を請け負う葬儀社よりもはるかに安い価格を提供しています。
「葬儀費用を少しでも減らしたい」
このように思われている方は、まずはこの2社に資料を請求することから始めてみてください。
『第3回「お葬式に関する全国調査」|鎌倉新書』によると、親しい身内のみで行えて、費用も抑えられる「家族葬」を行う人の割合はすでに4割弱。
そして、「第11回『葬儀についてのアンケート調査』報告書|日本消費者協会」によると、葬儀社に見積書の提示を願い出た人の割合は61.7%にも上ります。
表⑦→家族葬の行う人の割合は“4割弱”!
つまり、現在では約2人に1人が家族葬を検討しており、そのほとんどが葬儀社へ資料請求などをして詳細な見積もりを確かめているのです。
複数の葬儀社の資料を請求して、価格だけでなく葬儀プランの具体的な内容まで比較することをおすすめします。
【家族葬】おすすめ葬儀社一覧
葬儀社 | 料金システム | |
1社目 |
小さなお葬式
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葬儀費用の全国平均:1,957,000円に対して・・・ 家族葬:338,000円〜488,000円 近年、コストと手間を抑えた「小さなお葬式」が流行っています。 「葬儀費用をとにかく安くしたい!」という方はまずはお気軽に資料請求をしてみて下さい。 資料請求をすることで、「5,000円割引」の特典が得られます!
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2社目 |
よりそうお葬式 |
「葬儀費用をとにかく安くしたい!」 という方はまずはお気軽に資料請求をしてみて下さい。 小さなお葬式と比べると、葬儀プランの質は少し劣りますが、費用の安さには定評があります! 資料請求をすることで、「5,000円割引」の特典が得られます!
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